今後も、病院を中心とした医療から在宅医療へのシフトは、政策の後押しを受けながらさらに進展すると考えられます。こうした社会環境の変化を背景に、在宅医療の現場を支援する当社サービスへの需要は、より一層高まるものと予想しています。
当社は、在宅医療に経営資源を集中し、訪問看護ステーション向けの専用電子カルテ「iBow」を中心としたクラウド事業と、iBowを活用したクラウドBPaaS(iBow 事務管理代行サービス)事業を展開しています。これらのサービスを通じて、訪問看護における記録、請求、事務管理などの業務を効率化し、医療従事者が療養者と向き合う時間の創出を支援しています。
さらに、在宅医療のプラットフォーマーとして進化するため、訪問看護領域で蓄積してきたデータとテクノロジーを組み合わせ、複数のプロダクト・サービスを展開するマルチプロダクト戦略を推進しています。
具体的には、生成AIを活用して訪問看護計画書・報告書を自動作成する「AI訪問看護計画書・報告書」に加え、訪問看護師の訪問予定と移動ルートをAIで自動最適化する「AI訪問予定・ルート」の有償提供を開始しました。
また、病院の退院支援と地域包括ケアを支援するマッチングプラットフォーム「けあログっと」など、訪問看護を起点に在宅医療の課題を解決するサービスの拡充にも取り組んでいます。
これらのサービスは、2014年のiBow提供開始以来、訪問看護領域で蓄積してきた累計1億件を超えるデータと、長年にわたって培ってきた現場の知見を活用したものです。全国47都道府県で6万8千人を超える医療従事者にご利用いただいており、在宅医療の現場を支えるデータ基盤として成長を続けています。
訪問看護の現場を深く理解し、データとテクノロジー、そしてAIを活用することで、日本の在宅医療における課題を解決し、療養者とそのご家族の生活の質の向上に貢献することを目指しています。
今後も、訪問看護を中心とする在宅医療の持続的な発展に寄与し、事業を通じた持続可能な社会の実現を追求するとともに、企業価値および株主価値の最大化を図ってまいります。
皆様の変わらぬご支援とご鞭撻を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
株式会社eWeLL
代表取締役社長 中野 剛人





